DCDCコンバータを作成して、そのアナログ回路の出力電圧を元に、Dutyを変えたPWM波形を出力したい・・・デジタル制御したい!となるとPICを使うと便利です。
これ全てをひとつのPICと簡単な外部回路で実現できます。
PICの使い方やプログラム環境の構築など、実際にPICに触れてある程度動かすことを目的とし、【PICに慣れる】シリーズとして紹介していきます。
ここでは、A/D変換を用いて電圧値を取得し、PWM波形のdutyを可変することをゴールに紹介します。
今回は【PICに慣れる #0】 として、PICってなんだろう?という話をザックリしたいと思います。
詳しい説明は他のサイト様を参照したり、参考書を購入すれば入手することができるので、より知識を深めたい方は検索してみてください。お勧めの書籍は記事の最後にリンクを紹介しておきます。
PICってなんだろう?
PICとは、ワンチップの中に、CPU・ROMメモリ・RAMメモリ・などを備え、プログラムをPCで作成して書き込むことで使います。
PIC自体に入出力端子を持つので、プログラミング次第でパルス信号を出したり、アナログの電圧を入力して、それをPICでAD変換し、デジタルの値に変え、何らかの処理を行う。など様々なことが数10円~1000円で買えるIC一つで出来ます。
もちろん使うPICの種類によって出来ること・出来ないこと・得意・不得意があるので用途に合ったPICの選択が必要になります。
PICを使っていく上で使用する回路や装置
左から、
- プログラムを書き込むためにパソコンとPICを接続するために必要なPICkit3
- PICとPICkit3を接続するための変換ボード
- dsPIC33FJ06GS001
これらを接続してパソコンと接続するとこんな感じ。MPLAB X IDEというソフトを使ってプログラムの作成および書き込みを行います。
プログラムを書き込んだPICがプログラム通り正常に動作するのか?というのを確認するための簡単な回路です。
このような周辺回路を自分で作成して、PICを動作させます。
次回から実際に環境の構築などを行っていきます!
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